ダサい就活生になりたくない①
そろそろ就活が本格化する時期ですね。かく言う僕も黒無地のリクルートスーツに身を包み右往左往しています。
しかし(人のことは全然言えませんが)この世にはダサいというかパッとしない就活生って多いですよね。所謂“就活スタイル”を回避する為にも就活生がダサくなる要因を考えてみました。
①ジャケットの下のボタンは開けろ
有名というか常識的なスーツのマナーですが、ジャケットの下のボタンは開けておくものです。あそこがとまっているだけで凄い情けなくなります。
②スーツのサイズはジャストで
結構スーツのサイズが大きめの方って見受けられますよね。特にジャケットの肩が合っていないのと袖が長過ぎるのがめちゃめちゃ多い気がします。
あと逆に若い人にはスーツは細身が流行っています(僕も細身のスーツは好きです)が、細すぎてシワが寄っていたらやりすぎですね。ジャスト〜少し細いぐらいが今っぽくなるんじゃないでしょうか。
③スラックスは裾上げしよう
近年カジュアルなファッショントレンド的には緩めのスタイルが流行っているそうですが、スラックスにそれは適用されません。裾は必ず上げて、ハーフクッションかノークッションぐらいにしましょう。
ただ②と③に関しては就活生が悪いのではなく、お店にも責任はある気がします。僕の初リクルートスーツは洋服の○山で購入したのですが、そのときにジャケットの袖直しとスラックスの裾上げについて提案すらされませんでした…。1回直したら戻せないのでクレーム防止のために提案しなかったのかもしれませんが、寧ろその姿勢の方が心象は悪いですよね…
④ドクターマーチンは履くな
大前提として「スーツ用の靴」を履くことです。ドクターマーチンやパドローネはダメです。この前説明会にマーチンの3ホールで来ている人がいてビックリしました。あと靴もスーツと同じくジャストサイズですね。私は足が成人男性にしては大分小さいので合うのがなくて毎度困っています。
あとはネットの就活記事などでは内羽根ストレートチップが最強だと言われていますし実際そうだと思いますが、せめてUチップやメダリオンのあるやつは避けましょう。外羽根プレーントゥはまだセーフではないでしょうか。
なんか長くなったので続きます
『僕らはみんな河合荘』:残念で不器用・コミュニケーションに溺れる我々
大学生になってから金銭的に多少余裕があるので、BOOK・OFFで漫画をオトナ買いすることが増えました。大体1500円~3000円ぐらいで漫画が1作(1シリーズの意)買えますし、気づいたらどんどんポチポチしちゃっているんですよね。
そして翌月末に魔法カードの請求書を見て仰天するやつ。
というわけで世間の流行から遅れること3周ぐらい、気にはなっていたけど読めていなかった宮原るり先生の『僕らはみんな河合荘』を読み終えました。以下感想とかです。尚ネタバレ注意です。ネタバレが致命的な作品ではないですしネ!
残念な住人達
言ってしまえばこのお話は主人公の宇佐くんが住むことになった河合荘でともに暮らす残念な住人達との日々を描く、といったものです。
ドMで無職な不審者なルームメイトのシロさん、コミュ障プロぼっちで本の虫な美少女という属性テンコ盛りなヒロイン律ちゃん、スタイル抜群の美女でアル中一歩手前で下ネタ大好きな男運✖の麻弓さん、お腹が漆黒でサークルクラッシャーな魔法女子大生の彩花ちゃん。
住人達だけでこんなに濃くて胸焼けしそうですが、他にもドS小学生や高校デビュー霊感少女など残念な登場人物がたくさん出てきます。
一筋縄ではいかないキャラクターが好きな人にはたまらないですね。
それでも魅力的な彼ら
先に述べたようにことごとく残念な彼らですが、それでもなお魅力的なのはただ残念なだけではないからでしょう。全員それなりの過去や悩みを抱えていて、今の自分から変わろうともがいています。そんな中時折見せる本懐、心の弱いところ。そして困っている隣人を助けようとする心が垣間見えたとき、漫画の中の彼らはとても生き生きとしています。
言葉にしないと伝わらない、言葉にしても伝わらない
登場人物の殆どが不器用で残念なので、色々な意味で人間関係が上手くいかないのは必定。また血の繋がった家族ならまだしも、積み重ねた時間も短く、いつかは分かれる日が来る程度の関係性である隣人や友人になんて思っていることが伝わらなくて当然です。
思っていることは思っているだけでは伝わらない。でも言葉にしたところで「正しく」伝わらないことの方が多い。タイミング、伝え方、言葉の選択エトセトラ…どれだけ気を使ったところで間違うときはとことん間違えます。
人と付き合うのってめちゃくちゃコスパ悪いやんけ…!それでも人がコミュニケーションをしようとあがくのは、通じ合った時の奇蹟のようなひと時が忘れられないからでしょう。
そんな伝えることの難しさと素晴らしさが『河合荘』のテーマなのではないでしょうか。
残念時々真面目な登場人物が繰り広げるラブコメディ、思わず今の下宿を引き払い、共用アパートに移りたくなるような作品です。
やらかし
人間は完璧じゃないのでやらかすことだってあるんですが、その時の心の動き方って大体みんな一緒なんじゃないかなと思います。以下考察。
第一段階:絶望期
やらかしたという事実に深く絶望し、検索履歴が「自殺 楽」とかで埋まる。お酒に逃げるなどしてとにかく辛い現実を忘れようとやっきになり、そのことがまた己を苦しめるという悪循環にハマる事も多々ある
期間1日~3日ほど
第二段階:正当化期
やらかしから立ち直り始め、自分のしたことを矮小化したり正当化したりすることによって傷を浅くしようとする。それはそれで必要な行為なのですが、都合の良いように心情を捏造することが癖になると真面目に問題と向き合うということが出来なくなるので注意。
期間3日~1週間ほど
ここまではおよそ万人に共通する√で、次から分岐するように思います。
αルート:フラッシュバックシンドローム
自己正当化しようとするも良心の呵責・罪悪感から逃れられず第一段階よりも深く苦しむことになる。でもここでしっかり受け止めることができれば後々一番成長するのはこのルートな気がします。
βルート:喉元過ぎれば
自己正当化に成功(?)やらかしたことを忘れ将来痛い思い出として語る、そんなルート。多くの人が辿るのはこちらではないでしょうか。勿論いつまでも引きずり続けるのは良くないことですが、完全に過去と割り切ってしまえば学習しない人の完成なのでさじ加減が大切です。
γルート:ハンドメイドなディストピア
αの発展形ですね。自身を責めすぎて折れてしまったパターン。自身喪失する程度ならまだいいですが、最悪の場合自殺したりしてしまいます。
εルート:俺は悪くねえ!
βが一歩進んだ形と言えましょうか。自己正当化が度を過ぎて自身の失敗の原因を他者に探し始めます。願わくばこうはなりたくないですが、案外陥りやすい道なので気をつけねばなりませんね。
やらかしたあとの対応(?)って本人の資質にもよりますが、周囲の環境もそれと同じくらい重要だと思います。
まずそもそもやらかさなければそれに越したことはないのですが、願わくばやらかしたあとは立ち直り、そして受け止められるだけの強い心を持ちたいものです。
目指せ超人ツァラトゥストラ
『PSYЯEN』:荒廃した世界で繰り広げられる謎のゲーム:その黒幕は、世界崩壊の理由は、行く末は-
今回オススメしたい完結済みの漫画は週刊少年ジャンプで連載していた岩代俊明先生の『PSYЯEN-サイレン-』です。まずは下の粗筋を御一読してください。
『PSYREN -サイレン-』は、岩代俊明による作品。荒廃した未来の日本と、現代の日本とを行き来する謎のゲーム「PSYREN(サイレン)」に巻き込まれた主人公の少年・夜科アゲハが、幼馴染の雨宮桜子らと共にゲームを進めながら、ゲームの謎や未来の世界が荒廃した理由を突き止め、世界を崩壊に導いた組織と戦う姿を描く。
これだけ見るとよくある感じですが、要所が大分“王道”の漫画とは毛色が異なります。異世界と言っても主人公がトラックに轢かれて転生した訳では無く、チート能力で無双せず、ハーレムは作らないのでそういった作品にアレルギーがある人もまだブラウザバックしないで下さい。この記事を最後まで読んでからでも判断するのに遅くはないです。
魅力その1:設定や構成に穴や矛盾が少ない
中長期連載だとどうしてもストーリーに途中で矛盾が生じてくるし、ましてや時間軸が関係するタイムトラベルものなら尚更です。だけど『PSYЯEN』は上手く話が練られていてその点での不快感を感じることなく読み進めることができます。終盤は残念ながら打ち切りに近かったので駆け足ですが充分上手くまとめきったと言えるほうではないでしょうか。
魅力その2:ストーリーの面白さ
これは上で述べた矛盾のなさと関係しますが、ストーリーそのものがまず面白いです。読者の意表を突きつつ「緊張」と「緩和」がハマって次から次へと手を伸ばすと思います。僕がそうでした。
魅力その3:容赦をしない主人公
これはよく『PSYЯEN』スレとかで言われていることですが、主人公である夜科アゲハがジャンプにありがちな不殺系主人公ではなくバンバン即死級の技を出していきます。普通主人公が「動いたら撃つぞ!」と言っても撃たないか、あるいは擦るぐらいなんですがアゲハは思いっきり敵の胸に技を放ちますから。それも警告してから次のコマには撃ってますからね。待機時間0。漆黒の殺意のバーゲンセール。そういったあまり「ない」主人公も魅力だと思います。
割と人を選ぶ作品かも知れませんが、確かジャンプ+とかで一話試し読みとか出来たはずです。全部でも16巻と集めやすいので是非お手に取って見てください
完結済みの漫画
昔から漫画が好きでめちゃくちゃ読んできたし買ってきました。
支給された昼飯代を漫画の購入にあてたりお年玉を殆ど全て漫画と交換することはしょっちゅうです。家族とでかけた帰りに本屋に立ち寄り親にねだって買ってもらうこともしばしばありました。というか今もあります。大学生ですが。
このことを友達とかに話すと「TSUTAYAで借りろよ」「ブックオフで立ち読みしたら?」「ネカフェ行けよ」「今あるヤツを売って新しいのを買えばいいじゃん」と言われるがそういった輩は分かっていないんです。
重要なのは「所有して」「好きな時に」「好きなスタイルで」「読み返せる」ということです。ブックオフでは下着姿で寝転んでジュースを飲みながら耽読することはできません。したら捕まります。
- さて漫画の中にも名作はいくつも存在しますが、僕が特に好きな漫画は「完結している」ものです。勿論連載中の作品にも名作はありますが、完結している、綻ぶことはない、安心して最後まで読めるという魅力は何物にも代え難い。
- そしてオタクの常としてまた僕は自分が好きなものを人に布教するのがとても好きです。
=これからはたまに完結済みの漫画でオススメのものを述べていこうと思います。